『グリッチ ー青い閃光の記憶ー 』全10話あらすじと感想 *ネタバレあり

2022年10月7日配信のNetflix オリジナル 韓国ドラマ『グリッチ ー青い閃光の記憶ー 』

青い閃光と共に突然姿を消した恋人を見つけ出すために奮闘する女性の物語。SF、ミステリー、コメディが絡まったドラマのようで、どんな展開になるのでしょうか。

*ネタバレあり

概 要

突然姿を消した恋人を見つけ出すため、UFOの存在を信じる者たちの力を借りて真相を探り始めた女性は、やがて危険な陰謀に巻きこまれていく。 ーNetflix よりー

放送局:Netflix

配信日:2022年10月7日

ジャンル:SF、コメディー、ミステリー、サスペンス

脚本:チン・ハンセ

演出:ノ・ドク監督

登場人物 ( )はキャスト名

ホン・ジヒョ役(チョン・ヨビン):行方不明の恋人を捜す

ホ・ボラ役(ナナ):ジヒョの友だち、UFOを研究している

イ・シグク役(イ・ドンフィ):ジヒョの消えた恋人

キム・ヒョンジョ役リュ・ギョンス):ジヒョに協力する警官

マ・ヒョンウ:児童思春期心のケアクリニックの先生

クァク・ダジョン、通称カプ大尉:カフェ経営。ボラの仲間で、カフェは溜まり場。

ドンヒョク:ボラの仲間

フィリップ:ボラの仲間

セヒ:ジヒョの会社の同僚

キム・ジクジン:行方不明の娘が教団に誘拐されたことを疑い、教団に潜入して捜している。

ムン・ヒョンテ宗教名 ジョブ:”天の光” カルト教会の教祖

ペク・ユンソン:ムン・ヒョンテの妻。1976年、宇宙人に誘拐されたと主張、頭にチップを埋め込まれており、宇宙人と交信することができると主張した女性。光の言葉を書きとめ宗教になった。

ソ・ファジョン:カルト教会の執事

ヨンギ、宗教名 アビゲイル:カルトの奉仕団の一員。キム・ジクジンの娘

第1話 あらすじ

ホン・ジヒョは、中学生の時、葦の原の丘で眠っていて、青い光を見た。


ジヒョは大学を卒業し、お父さんの友だちの会社にコネ入社、結婚を考える彼氏がいて、お金持ちの継母がいる。恵まれていると自分でも思い、楽に生きれはいいと思っているが、、。

ある日、コンビニで、”緑のヘルメットを被った不思議な生き物” をまた見た、3年か4年ぶりに、こんなに近いのは初めて、”冷静に、見えても存在するとは限らない”と言い聞かせ外に出た。

会社で残業中、PCが突然、野球の場面に変わり、”現代ユニコーンズ” 勝利の映像が流れた。ヘルメット”Unicorns” のロゴが入った緑色のヘルメットは、ジヒョに見える”宇宙人”がかぶっているヘルメットと同じだ。

PCの画面が不安定になり ”君を見てる” 、”君を見てる“が、エンドレスで流れた。カバーを閉めた。

すると周りの何台ものPCから突然 ”君を見てる”、 ”君を見てる”、と乱れた映像が。新たな方法で近づいてきたと恐れた。


恋人のシグクの家に行った。彼は「青年住宅に申し込んだ。二人で一緒に住む家を借りた!」と興奮して話した。が、いまいち無反応なジヒョ。しかし、シグクはジヒョの両親に会うと言った。

週末に4人で食事。

父は、ジヒョが中学の時にUFOや宇宙人が好きだった話を始めて、彼女はそれを遮った。

ジヒョは緑のヘルメットが目に入り、気になり席をたち、外で電子タバコを吸った。

戻ろうとするとスマホの画面にまた異変、”君を見てる” が始まり、緑のヘルメットをかぶった宇宙人が現れた。スマホを落とし逃げたが、目の前に巨大な足が、見上げると、宇宙人は超巨大になって彼女を追いかけた。

走って逃げると、急に葦の野原の中にいた。そこの廃車の中で、女の人たちの”UFOを見た”と言う会話が聞こえ、、、車のドアを開けると、、、ジヒョは超高層ビルの屋上のヘリに立っていた、、、。

「誰だ」と懐中電灯で照らされた。

ジヒョは警察で、防犯カメラに映った自分の映像を見せられ「なぜピルの屋上へ」と聞かれたが、覚えていません、としか言えない。ジヒョの目に涙が、同情した警官は外に連れていき「早まらないでください」と慰めた。

そこにシグクが迎えにきた。なぜ警察に?と聞いたが、彼女は突然「マ先生は?最近クリニックを開いたのよね?」と。「今すべき話か。なぜ屋上にいた?」とシグクは聞き、ジヒョは「死んだりしない」と答えた。

「俺たち一緒に住むのか?4年も待った、あと何年待てば」と彼は静かに言った。


ジヒョは、”児童思春期心のケアクリニック”のマ先生を訪ねた。

「また現れた。野球帽をかぶってる。サイズが大きくて無視できなかった。走って逃げた。突然、葦の野原に来て、廃車が、、、昔見た光景だった。中学の時、友達と廃車で遊んでた。宇宙人をもう見たくない」と。

マ先生は最近変わったことは?と聞いた。

「完璧なほど全てがうまくいってる。セヒがうっとうしい。シグクと付き合い始めてから、元カノみたいに振る舞う。一緒に住み始めたらもっとひどくなると思う」とジヒョは言った。

「一緒に住んで大丈夫か?」とマ先生は心配した。


ジヒョはシグクに「もしも、私がイカれた女でも一緒に暮らせる?」と聞いた。

「イカれてない。もしもの話をされても困る」とシグク。「別れよう」とジヒョは言った。

シグクは一人で歩いた、”今日も目標 10キロ達成” とスマホが教えてくれた。

ベンチに座って、二人のイニシャルが入ったウォッチを眺めていると、あたりがすごく明るくなり、青い光が、、、時計をベンチに置き、光の方へ歩いた、風が吹いていた、スマホで光を撮ろうとした、、、彼の姿が消えた。

感 想

1話、始まり面白いです!

緑の野球のヘルメットをかぶった宇宙人の出現。何が始まるのでしょうか?

ジヒョの恋人のシグクさん、メガネをかけてぬぼっとした風貌、、、なんだかすごく魅力があります。

主役のジヒョ役のチョン・ヨビンさん、以下のドラマにも出演されてます。


第2話 あらすじ

ジヒョは中学生の頃、一人でUFOに関する情報を集めた。それによると、覚醒と睡眠の境にいる状態、明晰夢の中で宇宙人に会えるらしい。彼女は学校で一人で訓練していた。

それを一人の同級生(タバコを吸って、ユニコーンズの野球の試合を聞いていた)が見て、興味を持った。ジヒョは彼女に自分が集めたUFOの資料を見せてあげた。


ジヒョは、不動産屋から「イ・シグクさんが今月の家賃を滞納しているようだが数日前から連絡が取れない」との連絡を受けた。

彼女はすぐにシグクに連絡したが、メールも電話も返信がない。彼のアパートに行ってみた。

タブレットに、彼のスマートウォッチの最後の位置情報が残っていた。ジヒョは、その場所に行ってみた。

そこで彼のウオッチを見つけたが、変な電波が入って作動しない。タブレットやスマホをウォッチに近づけると機器に不具合が生じ、離すと正常に戻った。

彼女は、捜索願いを出そうと警察に行ったが、取り合ってもらえなかった。

先日、屋上で彼女を助けてくれた警官と偶然会った。彼は「大人の場合は捜査しない。ある日突然帰ってくることもよくある。何かあれば連絡します」と言った。

ジヒョは、 ”行方不明 電子機器の故障”でネット検索した。”行方不明になった現場で不思議な現象が発生” ”現場ではUFOが目撃され”などの記事を見つけた。

次に ”宇宙人による誘拐”で検索、UFOマイナー掲示板があり、”タルクニョン”と名前があった。そこをクリックすると、緑のヘルメットをかぶった宇宙人のイラストが出てきた!驚愕するジヒョ。

彼女は、そこのオフ会が土曜午後1時にあるとネットで情報を得た。


ジヒョは会場の前に来たが、入りずらく、外でタバコを吸おうとした。ライターが切れていて、隣の女性から借りた。

女性は、オフ会の看板を見て「宇宙人とかUFOとか好き?」と聞いたが、ジヒョは「全然好きじゃないんです、オタクっぽいのも、なぜ来たのか分かりません」と答えた。

女性はオフ会の会場に入った。そこに男性3人がいた。ジヒョは後から目立たないように入ったつもりが、目立った。

自己紹介の後、さっきの女性がジヒョを「ウソつきっぽい。二重人格、思いやりがあるように見せて裏では人を切り捨てる、彼のことも捨てるの?ほんとムカつく」とひどいことを言って出て行った。訳がわからないジヒョ、しかし彼女のバッグに例の宇宙人のワッペンを見つけ急いで呼び止めたが、バイクで行ってしまった。

ジヒョは全速力で走った。彼女を捕まえ、バッグから強引に宇宙人のワッペンを取り「どこでこれを?」と突き出した。

「あんたが描いた。1976年UFO撃墜未遂事件、私のこと忘れた?」と彼女は言った。

ジヒョは、大きな宇宙人に追いかけられた時のことを思い出した。葦の原の廃車の中で話していたのは、中学生の時の自分と彼女だったのだ。

あの廃車は、ジヒョの”観測所”だった。そこに彼女を招待し、ジヒョが描いた宇宙人の絵に、彼女が緑のペンでヘルメットを描いたのだった。

彼女の名前は”ボラ”で、”ユニコーンズ”は彼女の好きな野球チームだった。


ジヒョがあの後シグクの家に行くと、部屋の見学に来ている人がいた。彼の荷物はすでになく、不動産屋は、2日前、自分で運び出していた、と言った。

警察署のキム・ビョンジョから電話があり「イさんの口座を確認したところ、引っ越して車を売ってる。航空券を購入、行き先は海外と思われる」と。


ジヒョは、また、シグクの消息が消えた場所に来て、彼のスマートウォッチを見ていた。車の間に宇宙人がいた。彼女はウォッチを投げて逃げようとしたが、ウォッチを取りに引き返した。

その時、すごい数の虫や蝶々が集まって、何かの模様を描いていた、、、。

感 想

中学生の時の友だち、ボラさんが登場して、お話はこれからですね。

最後の方、シグクが消息を絶った後で、「彼が自分で荷物を運び出した」とか「航空券を購入にした」というのは、どういうことなのでしょう?宇宙人にさらわれたわけではないの?

家でお父さんがソファで寝ている時のテレビがいつも、”チョウザメ” の話題というのは、何か意味があるのか、気になります。

セヒさん、ただの”メンドクサイ人”なだけなのか、それとも、何か裏があるのか?

お父さん役のチョン・ベスさん、色々なドラマに出演されてますね。以下でもすごくよいお父さんでした。


第3話 あらすじ

10日経ったが、シグクの手がかりはない。

警察のヒョンジョから、ジヒョさんを訴えるという人が来ていると連絡。急いで行くとボラだった。スクーターのミラーの弁償を要求された。ボラは回転寿司で賠償金を払わせた。

彼女はジヒョに「メッセージを読んだ、切実さが伝わった。警察では家出で片付けられた?目撃情報、銀行明細とか、そんなのはただの紙切れよ、ウソをでっち上げるのも簡単、でもあんたは信じなかった、だから自分で捜しているんでしょ」と言った。

彼女について行くと、”キム・ジクジンの娘失踪事件”を扱った彼女のYouTubeを見せられた。そこに、ジヒョが見た蝶々と同じ図が出てきた!ある教会が関わっていると疑っている”とのナレーションが、、、。

”図”はミステリーサークルでUFOが来た証拠とタルクニョン(UFO同好会)のメンバーは興奮。ジヒョは、写真を撮ろうとしたが、虫たちが逃げたと話した。

ジヒョは、その教会がソウルにあることを発見、どうしても見つけなければ!とボラに訴えた。彼女は「動画をとるからサインして」と契約書を出し「彼氏を見つけるため、力を合わせれば必ず見つけ出せる」と言った。


警官のヒョンジョは、ジヒョの電子タバコを壊したので、買って家に持って来た。彼女はいなかったが、お母さんに見つかり、家に入り両親から色々と質問され、ジヒョがシグクと別れたことが両親に知れてしまった。


ジヒョは ”父娘の日”の約束で、急いで食事場所に行ったが、そこに社長が来ていた。彼女は帰りの車で「30歳になって恥ずかしい、こんなことは二度としないで」と父に言った。

父は「結婚できないなら仕事を頑張らないと、別れたんだろ。1日で引っ越したんだろう、宇宙人にでも手伝ってもらったのか?」


ジヒョはボラに電話して「誰が荷物を運び出した?シグクじゃない。荷物を運び出した人が失踪に関係してるはず」と。

2人は早速 ”バリュー不動産”に行き「最近ソウルに出てきてワンルームを探している」とシグクが住んでいた部屋の内観をした。ジヒョは「壁紙も照明も新しい?どうして?大家は何をしてる人?連絡先を。前の住人が使った引越し業社も」と質問した。

不動産屋が次の約束に行ったので、2人は戻り、暗証番号探り当て中に入った。

ボラは、自家製の装置を使って”宇宙人の電波”を探索した。”SETI(地球外生命体探査の基準電波)”この装置は、ジヒョが中学生の時に発明したものだった。本人は全く覚えていなかったが。

そこに不動産屋が3人の内観者たちを連れてきた。2人は急いでロフトに隠れた。

「そろそろはじめましょう」と不動産屋が言った。

電気が消され、ミラーボールのような照明に変わった、、、音楽が鳴り、4人は大型のゴーグルのようなものを付け、顔を上にあげ、呪文を唱え始めた、、

”肉体と精神を清めよ、その光によって、教え、戒め、正し、正義へとお導きください、、セラ、、真実を示し、セラ、、、”

呪文が大きくなっていく、、、ボラの持っているSETIが激しく反応を始めた、、。

感 想

3話、最初に宗教的な場面が登場して、その場面がとても怖かったです。

そして最後も、不動産屋さんと3人が、部屋をミラーボールの照明で回して、怪しいお祈りを、、同じ”図”が描かれた教会と関係が??


第4話 あらすじ

ジヒョはヒョンジョ刑事に、怪しい宗教の祈りがシグクの部屋で行われていたと話した。それで不法侵入がバレ、捜査するのは警察ですと、彼を困らせた。

ジヒョのお父さんがセヒに、ジヒョの様子がおかしい、別の男がいるようだ、生活安全課の刑事。一度ジヒョと話してくれないか?と頼んだ。


ボラはカプ大尉と、不動産屋のおばさんを尾行した。動画を撮っていた。ビルに入りおばさんはエレベーターで12階へ

2人は次のエレベーターで12階を押した。ドアが開くと”天の光教会” と。たくさんの人がいた。係員が2人を中に入れた。

1人の男性が動画に気付き、事務所に連れて行かれた。男は「私たちは異端、反論しないが撮影はご遠慮を。お引き取りください」と言ったが、ボラは「死のうと思ってた。でもみんな楽しそうに12階で降りていった。知りたい、ここで何をしてるのか」とウソを言った。

なぜかカプ大尉がみんなの前で自己紹介していた。その時、廊下を歌いながら「セラ、セラ」と踊ってくる軍団が。「光の儀式を行う前の施設内を行進する行事」と1人が教えてくれた。

ボラは、教会の信者が持っている”自家製の段ボールゴーグル”を手に入れ、そこに自分のスマホ仕込んだ。

ジヒョは、娘が行方不明になっている”キム・ジクジン”にメールを送ろうかと悩んでいた。

そのとき、ボラから ”生配信、カルト教会に潜入中”との通知が届いた。

ボラは、ゴーグルにスマホを忍ばせ、教会の内部を生配信していた、、。

ボラは、儀式の部屋に紛れ込んだ。真っ暗、全員ゴーグルをつけている。緑の光が一本だけが外から見える。

真ん中に立って話しているのは、不動産屋のおばさん、「聖母が予言したのはまさに終末、でもこの世界を救うために、光が降りてきます。メシアがやってくるのです。炭素の体を捨てよ、、」

ジヒョはボラを心配し、投げ銭をして「早くそこを出て」と送ったが、無視された。

全員がゴーグルを外し、 ”光を” ”メシア” と言うと、あたりに青い光が満ち、空間に、ジヒョの見た図形の立体図の光が現れた。おばさんの体はその中を通り、上空への浮き上がっていった、、、興奮する人々、、

事務所の男がボラが忘れた携帯を見つけ、画面に”タルクニョンTV生配信中”との文字を見た。彼は急いで儀式が行われている部屋に行きボラを捜した、、、。

気分が悪くなったボラは階段の踊り場に、熱狂的なコメントが次々に上がっていた。ドアが開き、事務所の男が入ってきた。

ジヒョは、イヤホーンにボラの叫び声が聞こえ、画面に男の顔が、、彼女はライブ現場のビルに一目散で向かった。

途中男を見かけ、車の前に止まり妨害して、男に消化器をまき、車から出し「ボラはどこ」と馬乗りに。警察がきて、ジヒョを捕まえた。

警察で、ジヒョは謝罪文を書かされていた。男は「穏便に済ませたい」と。ボラとカプ大尉も警察に来ていた。

ジヒョは謝罪文ではなく、”図”を書いて男に見せ「わかりますよね」と聞いた。ボラに同意を求めたが、彼女は知らんぷりを。ヒョンジョ刑事がその場を収め、男とボラたちは帰った。納得できないジヒョ、”図”をかいた紙を警察に置いて帰った、、。

ボラに会いにいくと、”視聴者数1000人達成”とみんなでパーティをしていた。ジヒョは怒鳴った、あの”図”を知らないフリをしたから。2人の口論が続き、「じゃあ、なぜ助けに来たの?」と言うボラに、「私の勝手でしょ」とジヒョは叫んだ!ボラは「誰を信じるかは私が決める」と中学の時にジヒョが言ったことを思い出した。

ボラが「明日は一緒に出かけよう」と言った。

ヒョンジョ刑事は、ジヒョの残した紙をちらっと見て、事件検索を始めた。”2014年 集団自殺 老人ホーム 希望と光” 事件をクリック、1枚の写真の床にジヒョの書いた”図”と同じ図が描かれていた。

翌日、ボラがジヒョをある人の家に連れていった。出てきたのは、昨日の教会の男だった。「キム・ジクジンよ」とボラが紹介した。

感 想

ボラの行動力に圧倒される4話でした!不動産屋のおばさん、教会の幹部のようです。

怪しい教団にまぎれ込み、生配信するなんて、、リスクありすぎでドキドキでした。

ジヒョとボラの丁々発止のスピード感あるやり取りが面白いです。

あの教団の男が、実は、失踪した娘を捜している”キム・ジクジン”さんだったとは、、、予想外の展開。


第5話 あらすじ

ペク・ユンソンが語るUFO撃墜未遂事件

1976年、ソウルの空に12個の光が現れた。目撃者によると光は南山に向かった。美大生のパクさんは宇宙人に誘拐されたと主張、頭にチップを埋め込まれており、今も宇宙人と交信することができる。

ーその後、パクさんの消息も生死も不明ーー


昨日の話、ボラの動画ライブ実況が教会の男に見つかった時、男は「カルトにいるのは、娘を捜してるから。私を撮りに来ただろう?私がキム・ジクジンだ」と言ったのだ。ボラは彼にブログに投稿させて、本人だと確認した。

そして今日、ジヒョとキム・ジクジンの家に来たと言うわけだ。

「カルトに潜入して4年。何もわからない。”真の愛の奉仕団、通称チャンポン団” 、信者によるボランティア団が怪しい。おそらく彼らが娘を誘拐した。証拠はない。彼らの任務は機密、知るためにはメンバーになるしかない」と彼は言った。

なぜかジヒョが彼のディスク・ドライブを持って出て2人で逃げた。

ボラが中を見たが、信者たちがSNSに投稿した写真を集めたものばかり。

ジヒョが代わりにチェックした。手が止まった。そこに、ジグクが消息を絶った場所の絵があった。


セヒは、ジヒョの机の引き出しから、キム・ヒョンジョ刑事の名刺を見つけ、ジヒョの友達だと彼に会いに来た。ヒョンジョから、シグクがカルトと関係しているかも、個人的に調べていると聞き、セヒは手伝います、と言った。


教会では、ジクジンがソ執事(不動産屋のおばさん)を空中にあげる装置で、高さの調整をしていた。これを操作できるのは、彼しかいない。

ジヒョとボラは、ソ執事の車に何かあると、車を不法に開けて中を調べていた、その時、彼女が来た、急いで後ろの荷台に隠れ、2人は車と一緒に郊外の1軒家に来た。

2人は外からスマホで家の中を撮影。ソ執事は料理を作っていた。

ボラが別の部屋の窓に顔をあげると、おばあさんと目があった。執事が「お母さん昼ごはんよと」チゲを持ってきて、おばあさんに食べさせてあげた。

執事が帰った後、2人は部屋に入った。おばあさんが認知症で何もわからないと確認して、部屋の探索を始めた。

おばあさんはりんごを食べながら、テレビのアニメを見ていたが、りんごを落とした。

ジヒョはおばあさんに新しいりんごをフォークにさしてあげた。行こうとするとおばあさんが彼女を手を掴んだ、そして「タヨ」と耳元で、、アニメの車の名前だった、、。

2人は古いアルバムを見つけた。人物は違うが、背景はすべて”ペクイル国立福祉院”。ボラは、1枚の女性の写真に見覚えがあったが、誰だか思い出せなかった。

隣の部屋に行ったジヒョが叫んだ。そこには、ハードディスクの中の絵の原画があった。シグクがいなくなった場所の絵も。

車が来た。2人はアルバムを持って急いで外に出で隠れたが、見つかった、、、ジクジンだった、迎えに来てくれたのだ。

あの絵を描いたのは?と聞くと「聖母天の光教会の聖母。君たちも見ただろう」

「あの、認知症のおばあさんが?シグクが消えた場所をなぜ知ってる?」と驚くジヒョ。

ボラは、見覚えのある女性が誰だったかを思い出した。30年前に消息不明と報道されていた”ペク・ユンソン”。カルトの聖母で今は認知症のおばあさん。

連れ去られたとうわさされていたが、ペクイル国立福祉院の前で撮った写真があり、そこにいたと推測される。今は ”精神病院、新しい希望”になっている、その前は老人ホームだった。場所は全州、車で4時間31分。

ボラは1時間後に車で出発すると言った。

ジヒョは家から中学時代に集めた資料を持って来た。ボラは懐かしそうに眺めた。

「私、宇宙人が見える、高校生の時から。中学の時に2人で描いた宇宙人」と初めて人に打ち明けた(カウンセラー以外に)。

「理解できないほどの衝撃的なものを見た時、脳が勝手に上書きする、なじみもある見慣れたもので。だから、見たのは本物の宇宙人」とボラは言った。


次の朝、ソ執事が1軒屋に来た。聖母は車椅子で寝ていた。執事は隣の部屋に入った、「父さん、ついに現れました、メシア、、」と涙を流して電話した。

目の前には、丸い眼鏡をかけた女性の肖像画が、それは ジヒョ だった。

感 想

次々に新しいことが明らかになってきます。

ボラが窓から部屋を覗いた時、おばあさんと目が合ったのにはドキッとしました。2人は部屋に侵入してたけど、おばあさん本当に何もわかっていない?

ジクジンさんは良さそうな人、娘を捜しだすために潜入して4年、大変ですが、ソ執事を浮かび上がらせる重要なお仕事をされてます。

おばあさんが一晩絵を描き、できた肖像画がメシア、ジヒョがメシア?

コメディタッチなのだけれど、とても不気味です、、、。


第6話 あらすじ

”メシア”の絵を前に、教会の幹部たちが集まっていた。


”精神病院、新しい希望”に向かった5人、しかし道に迷い山の中に迷い込み、車はぬかるみで立ち往生してしまった。

精神病院はそこから1km、車を置いて歩くことに。

入り口に高い鉄格子の門、大きなトラックが来て門が開き、その後、見張り番が立った。彼らは”真の愛の奉仕団”と書いた服を着ていた。

フィリップがおとりになり、見張り番の注意を自分に向けている隙に、みんなは中に入った。しかし、カプ大尉とドンヒョクは目立ち役に立たない、ボラに車に戻るように言われた。

ジヒョとボラは身を隠しながら、建物に近づき、ボラは隙を見て窓から建物に侵入した。ジヒョは、大きなトラックに何が積んであるのか確認しようとした。

愛の奉仕団の隊員男性2名と銃を持った女性1名が、フィリップの後について車まで来た。

チェーンをつけジヒョたちの車を引き上げようとしたが、フィリップが運転ができないことがバレ、荷物を調べられた。

戻ってきたカプ大尉とドンヒョクが異変に気づき、隙をつき車に乗り込り、フィリップに合図、彼は荷台に乗り込み車は逃走した。逃げる車に女性は銃を発射した、、。

そして ”コード17、正門に車両と警備員を集めよ”と無線で仲間を呼んだ。


ボラはロッカーにあった看護師の服を着て、建物をチェックしたが、病室に病人がいる気配がなかった。

”光が肉体に正義を授ける”という部屋に入り、うめき声を聞き、部屋の奥へ入って行った、、、

ボラはスマホの明かりを頼りに中を調べた。ビニールのカーテンで仕切られたベッドに、意識がない状態でVRゴーグルをつけた人がたくさん横たわっていた。

誘拐されたのは人で、トラックの中身は人だと、ボラはジヒョに無線で伝えたが、そこにシグクはいなかった。

”驚くべき秘密を教えてあげましょう”と書かれた怪しい光の別の部屋、そこにはたくさんの人の写真があり”ペク・ユンソン’の写真もあった。そして”父さん’と呼ばれている男性が座っていた。

男性はボラのスマホを取り上げ、地面で踏んだ。

ここにいるのは宇宙人と遭遇した人たち、とボラは言い、なぜ誘拐するのかと聞いた。”救済”と男は答えた。

ボラは”エタノール”を見つけ、その液を見つからないようにこぼしながら会話を続けた。男が無線で部下を呼んだ隙に、ボラはタバコに火をつけ、液体の方に投げた、、写真が燃え始めた、、その隙に彼女は逃げた。

外ではジヒョがトラックの荷台を開けようとしていた。ボラが逃げてきた、2人はトラックに乗り逃げようとしたが、大きな門の前で止まってしまった。

ボラは窓を開け、トラックの屋根に上がって、鉄格子の向こうに飛び降りた、、ジヒョは出ることができない。

先逃げて、と言われボラは森の中に逃げ、ジクジンに助けられた。

ジヒョは車を降りて、森の中へと走って逃げたが、信者たちに囲まれてしまった。若い女に睡眠矢を撃たれた気絶した。女がジヒョを見て、”メシア様”とひざまづくと、信者たちが”メシア様” ”メシア様”と次々にひざまづいた、、、。


ヒョンジョ刑事とセヒは、老人ホーム集団自殺事件を追っていた元刑事の女性を訪ねた。上層部の指示で捜査が打ち切られたと聞いたヒョンジョは、彼女から当時の資料を借りた。


シグクがバンコクの病院で見つかった。バンコクで自殺をしようとしたらしいが、、、

感  想

”精神病院 新しい希望”、かなり怖そうなところです。

ボラとジヒョは勇敢!ボラは頭の回転も早く行動力もありますね。

でも、ジヒョは捕まってしまい、そして”メシア様”と呼ばれていて、、どうなるのか?

シグクがタイのバンコクで見つかった?自殺未遂? 謎ばかりです。


第7話 あらすじ

ジヒョは信者たちに捕まり、病院のベッドに寝かされて、’父さん”と呼ばれる男性からいろいろな質問をされていた。意識が歪み、マ先生からカウンセリングを受けていると思ったジヒョ、、

データをチェックしているPCの画面が急に乱れた。

ジヒョは目覚め、頭につけられている機会を取り逃げようとしたが、押さえつけられた。若い女は(アビゲイル)が、テープで手首をベッドに縛り付けた。注射を打たれ、ジヒョは静かになった。


ヒョンジョは、ジヒョの家に来て彼女の行方を聞いたが、両親にもわからない。カードの記録から2日前に”全州”に行ったとわかった。

カルトの教祖は”ムン・ヒョンテ宗教名 ジョブ”で、集団自殺があった病院は彼のものだと、セヒが調べて連絡してきた。


手首を縛られたジヒョに、ムン・ヒョンテ(”父さん”と呼ばれている男)が、状況を説明すると言った。

彼氏の誘拐は私たちじゃない。あなたに時々不思議なものが見えるのは、幻覚じゃない。あなたをここに導いた。

あなたに似た人がいた。他の人には見えないものが見え、声が聞こえたから。 彼女は見聞きしたものを、全て書き記しはじめた、”光の言葉”。1冊の本になり宗教になった。私の妻がその人、家に忍び込んだ時に見たはず。

中学生の時に葦畑で、あの日です、彼らに接触したのは、”UFO、宇宙人”とよばれてる。

接触を覚えている人はいない。あなたは記憶を取り戻しに来た。宇宙人があなたにそうさせた。記憶を取り戻してください、記憶を取り戻すことが私たちの救済となるんです。

ジヒョが、記憶を取り戻すために試してみる言うと、VRを目に被せられ、逃げようとして逃げられない幻想を見た。

抵抗が激しすぎて続けられないと言う医師に、ムンは チップを取り出すことに同意し「体は不要、メシアは殉死するもの」と言った、そしてジヒョは手術室へ運ばれた。

ボラはジクジンから、ジヒョが”メシア”だと信じられている、危害は加えられないはず、と言われたが信じられない。ジヒョを助けに行くためにジクジンを使った。

彼は、ソ執事がメシアに会いたいと願っていることを利用して、会いに行きましょうと誘った。ボラは全州でバイクを借りた。

ヒョンジョ刑事とセヒは、精神病院に入った。表向きは普通の病院だった。刑事は、ムン・ヒョンテに面会を求めたが断られた。

ソ執事は、部屋の前で監視している奉仕員に、10分の約束で部屋に入った。手術を受けたジヒョは頭に包帯を巻かれていた。

ジクジンは、ジヒョの姿を病室の外で見て心を痛めた。彼の母は、老人ホーム集団自殺者の1人だった。それを見た幼かった孫娘が、今行方不明の娘なのだ。

執事が信者と話している隙に、ジヒョはベッドから起き上がりナイフを持って逃亡しようとした、ジクジンが彼女を助けた。奉仕団の目を欺くため、ジヒョはジクジンの首にナイフを向けて歩き、彼の車を玄関に用意させた。

ジクジンの車に乗り逃亡するジヒョを、ヒョンジョ刑事とセヒが見た。車は、検問所でアビゲイルの銃で止められ、そこにヒョンジョ刑事たちが現れ、彼は現地警察に応援を求めた。

森の中に逃げたジヒョをボラが助けた。ジヒョは「ボラ、怖かった」と泣いた。

ジクジンが、アビゲイルの首に麻酔矢を刺した。「父さん?」と言い気絶した彼女を抱き抱えて逃げた。


ジヒョはマ先生に会いに来た、ボラも一緒に。記憶を取り戻すために催眠術をかけてもらった。

ジヒョの前にドアが現れた、ドアは開かない、開けたくない、、ボラが大丈夫、そばにいると言った。

ドアは開いた。家の居間、父と女の人のひそひそ声、中学生の時のジヒョ、葦畑の廃車の中でボラと一緒、今日は帰らないよね、ちょっとお酒を飲む、、酔ったジヒョが外で宇宙人を呼んだ、、2人は車に入った、、

ジヒョだけ外に出て仰向けになった、青い光がきた、、その光が自分に向かってきた、、誰なの?、、

その後、ジヒョの体が激しく痙攣、、、驚いたマ先生が「1、2、3」と合図しても元に戻らない、、

「やめて、何をするの、あいつら、、、私の頭に、何か埋め込もうとしてる」

激しく痙攣しながら叫ぶジヒョ、、

感 想

7話は、分かりません、、。

”父さん”と呼ばれている幹部が、教会の教祖のムン・ヒョンテ、彼は、ジヒョを監禁して、薬を注射しながら、意味不明なことを彼女に吹き込んでいました。そして「メシアは殉死するもの」とジヒョは頭の手術を受けさせられたようです。この病院、怖すぎです。

ジクジンとボラに助け出されたジヒョだが、催眠術で記憶を呼び戻そうとマ先生のところに行き、、催眠術から戻ってこられない、、宇宙人? 何を頭に埋め込まれたの?


第8話 あらすじ

意識が戻ったジヒョは、睡眠術にかかっていた時の自分の映像を見て、どういうこと?とボラに聞いた。ボラは「葦畑で行方不明になったあの日に、宇宙人と遭ったと言うこと。私はわかっていた」と答えた。

ジヒョは何も覚えていない。2人は何か思い出すかもと葦畑に行ってみたが、様相は全く変わっていた。

家に電話したジヒョは、シグクが戻ったことを聞いた。翌日ジヒョは家でシグクと話した。

「橋から飛び降りたらしい、自殺しようとしたらしい、気づくとタイの病院にいた。話を聞いて眠り、次に目覚めるとインチョン空港にいた」と、全く何も覚えていない。思い出せるのは、ジヒョに別れを告げられたこと、ジヨン(猫)エサをやったこと、そして猫のことを心配し始めた。

ジヒョは、ベッドに横になったシグクの頭を触り、傷がないかをチェックした。

ジヒョは中学の時に入院した時に、何を言ってたか、義母から聞いた。「戻って、私の所へ」と同じことを言い続けていた。ジヒョは埋められたチップに関係がある、宇宙人を呼ぶ装置なのでは?とボラに電話した。

ヒョンジョ刑事は、全州の警察に電話して昨日の誘拐事件のことを聞いたが、通報は受けていないと言われて驚いた。

カプ大尉たちは、宇宙人がジヒョに埋め込んだチップを、教会が取り出した、救済のためらしいと話していた。

ジクジンが娘の”ヨンギ”を連れてきた。教会の”真の愛の奉仕団”のメンバーで、フィリップを撃った若い女。ジクジンは、娘がカルト教団にいることを知っていたが、誘拐されたとウソをついてた。教会に、家も知られているし行くところがない、ここに泊めて欲しいと頼んだ。

ヨンギはメシア(ジヒョ)を捜していた。理由は、メシア様を逃したいから。奉仕団はメシアを殺すつもり。信者たちはメシアは既に死んだと思っている。もうすぐ追悼式が行われる、ウソを真実にするために殺す。追悼式が終われば、”父さん(ムン・ヒョンテ)”がメシアに代わり神の力進化)を掌握する。


シグクは猫を捜しに出た、ヒジュもついて行った。何も覚えていないことに混乱しているジグクを見ているのが辛かった。

教会の人物がヒジュの家に来て連絡がないかと聞いた。怪しいと思った義母は、何も連絡がないと答えた。

その男は、ジヒョがカプ大尉の店に来たのを見て、位置情報を送った。

光の本には、”進化とは救済、炭素の体をすて、光の体を手に入れよ”と書かれていた。ジクジンが、”集団自殺”、過去にも行われている、進化のためだと騙された、その中の1人にヨンギの祖母もいて、ヨンギは現場に居合わせた、と言った。

ジヒョは「宇宙人チップは私の追悼式で使われれるはず、見つけ出す」、彼女は宇宙人がいると信じていた。

ボラは、ヒョンジョ刑事に会いに行き、教会の光の言葉が書かれた本とハードディスクを渡した。

ジヒョは、彼氏が戻ったのに、なぜまだここにいるとジクジンから尋ねられたが、答えられない。

彼女は、ヨンギに追悼式の日時と場所を聞いた、携帯に来ているはずだが車の中と聞き、キーを捜している時に、ムンの送った刺客3人が店に来て、ジヒョは殺されそうになった、、、ヨンギが助けた。カプ大尉が3人を打ち負かしたが、店は大惨事になった。

ジヒョはヨンギと一緒に、チップを見つけにムンの所に向かった。

感 想

ジヒョは中学生の時、葦畑で行方不明になったあの日、本当に宇宙人に会ったということなのですね。

そして、彼女のメシアとしての役割は、チップを外され、殺害されることで終了、という恐ろしいことのようです。

ジヒョの追悼式、ムン・ヒョンテがメシアに代わり神の力進化)を掌握するための儀式が行われようとしています。

シグクは戻って来ましたが、本当に何も覚えていない。人から聞く情報で、自分が自殺しようとしていたらしい、と。覚えていないって、本当に頼りない気分になるのですね、彼に何があったのでしょうか?


第9話 あらすじ

ジヒョは、決心していた。”見て見ぬ振りはやめる、自分の目で確かめる、UFO、宇宙人、そして頭に埋められチップ、なぜ私を選んだのか。今が最後のチャンス。そして自分の人生を生きる”と。

福音(宇宙人のチップ)が保管されているであろう、ムン・ヒョンテのいる建物へと車は向かった。

ボラはカプ大尉に連絡。彼はジクジンと病院にいた。ボラは病院でジクジンのスマホから、追悼式の会場の情報を得た、”青い光研修センターがある広場”。


ヒョンジョは、シグクと会った後、「記憶がないのでカルトに誘拐された可能性が」とセヒ電話した。それをシグクに聞かれた。セヒは、集団自殺した人たちは翌日除名になっているが、自殺していない人が一人いると言い、2人とシグクはその元信者の神経外科の医師を訪ねた。ムン・ヒョンテの写真を見せると以下の話を。

ペク・ユンソンは宇宙人と交信できると言って福祉院に連れて来られた。そこは精神障害者や薬物中族者などの収容所。私とムン・ヒョンテはインターンだった。ヒョンテはユンソンに特別な感情を抱いた。「宇宙人が彼女の頭に何か埋め込んだ」と彼も言い始めた。それで2人は宗教を作った。教会が犯罪、誘拐とかに関与した証拠があるかと言う質問に、証拠は残さない、警察も結託している。ただ、追悼式の案内状が送られてきたと、それを見せた。


広場で”追悼式”の準備が進んでいた。

信者のほぼ全員が到着。受付でが渡されていた。苦しむことなく3分で死に至る薬が

会場に着いたジヒョとヨンギ、ジヒョは”信者が自分ををメシアだと信じているか”とヨンギに確認した。

ステージでは、ムン・ヒョンテの演説が始まっていた。「もうメシアはこの世におられない。しかし我々に楽園への鍵を開けてくださった、、、」

そこにジヒョが歩いて現れた。ざわつく信者たち、、

私は、生き返った」と信者の前で宣言するジヒョ、信者たちは次々に「メシア様」と歓声をあげた、、。

ジヒョはムン・ヒョンテに「話をしたいみんなの前で」と言った。追悼式は中止になった。ボラが会場に到着し、信者と共に2人の謁見会場に行った。カメラの前で2人の会見が行われた。

「宇宙人が私にはめ込んだチップを返して」とジヒョは言った。ムンは「お目覚めになったのか?」と聞いた。「思い出しました、中学の時、葦畑で父なる光を見た。返して、私が父なる光を呼ぶ。私が救済をもたらす」とジヒョはカメラの向こうの信者に言った。

ボラが銃(偽物)を持ってジヒョを助けにきたが、ジヒョは断った。ボラは捕まり閉じ込められた。ジヒョは「チップを取り返したら逃げる。私が葦原で宇宙人に会ったのはほんとなんでしょ」とボラに言った。彼女は奉仕団をよびボラを外に出した。

ムン・ヒョンテは、急に態度を変え、福音(チップ)を返すと言った、、。

ボラが外に出ると暗かった、タバコを吸っていると、風が吹き、青い光が現れた、、、。

感 想

メシア(ジヒョ)の追悼式が行われる会場で、生き返った、と宣言したジヒョ。

彼女は、宇宙人に埋め込まれ、ムン・ヒョンテに取り出された”チップ”を取り戻すために、再び、彼の前に現れた。

それは、中学生の時、葦畑で宇宙人に会ったのが本当のことだった、と証拠を得るため。見て見ぬふりをしてきた過去に向かい合って、自分の人生を生きると決心したから、、、この解釈でいいのでしょうか?

第10話 あらすじ

青い光を見たボラは、それを追いかけて走った、森の中に入って行った。

信者たちは、それを見て ”父なる光よ” と歌っていた。

ジヒョは部屋で一人”チップ” を待っていた。飲み物が出された。

ソ執事が白いドレスを持ってきた。”父なる光”を呼ぶために準備していたと言ったが、ジヒョは着ないと。

ムン・ヒョンテが入ってきて、箱が持ってこられた。ジヒョが開けると、、、何もなかった、、

ヒョンテは「あなたの頭には何もなかった。あなたが宇宙人に遭遇した証拠はなかった。私があなたに数々の概念を植え付けた。私と会った後で催眠術にかかった、その記憶はあなた自身が作り出したもの、全部あなたの想像です」と言った。

ジヒョは「私の話は本当だ」と訴えたが、「本当にUFOに接触したのなら、彼らを呼ぶことができるはず」と彼は言った。ジヒョは気分が悪くなった、飲み物のせいだと分かったが、、。

「全部ウソ。メシアも宇宙人も存在しない、全部でたらめ」と絶望するジヒョ。

「それは違う。君がメシアになってくれ。彼らを救済してくれ、偽物でいい。どうにかして幸せに死なせてやりたいんだ」

「いや、できない」とジヒョ、、倒れた。


青い光を追ってきたボラとヨンギは暗い森の中で会った。立ち入り禁止の札がある場所に入っていった。

2人の目の前に青い光が、、”UFO” ”父なる光” 、、、

しかし、それの正体は大きな”ドローン”で、ヒョンテの部下が操っていた。

ボラが彼らに見つかり、追いかけられた。やってきた3人の仲間、カプ大尉が自慢の腕で彼らを倒した。


会場のステージがライトで照らされた。

白いドレスを着せられたいジヒョが、後ろの図の前に張り付けられ手足を縛られ、頭に電気器具を載せられた。信者たちはその姿に歓喜した。

会場には毒のスモークがまかれ始めた、ボラたちも会場に来た。

またゾローンが上り、空から青い光が射し、歓喜する信者たち、、

「価値のない肉体に別れを告げる時が来ました」とムン・ヒョンテが言うと、信者たちは首から吊るした小さな筒の蓋を開け空に掲げた、、ヒョンテは、薬を粉にしてペク・ユンソンの食べ物に入れた。

信者たちが、薬を飲もうとした時、ジヒョは力を振り絞り「待って、やめて、私はメシアじゃないそれを飲んだら死ぬ」と叫んだ。

「何をおっしゃる、光は現れた」とヒョンテが言った時、ヨンギ(アビゲール)が銃で打った、光は消え、ドローンが粉々に壊れて地上に落ちた、、、

ヒョンジョ、セヒ、シグクは、追悼式の会場に向かっていた。シグクは、ジヒョのタブレットで、”ユニコーン”のヘルメットをかぶった宇宙人”のイラストを見た。彼らが会場に到着した時、銃声が聞こえた。

アビゲールがヒョンテに拳銃を構え、会場は大混乱に、逃げ惑う人々。

ボラはジヒョの鎖を解いて逃げようとしたが、「だまされた」と怒った信者たちが、ジヒョたちに迫ってきた。

ヒョンジョ刑事が空に銃を撃って鎮めようとしたが、、

突然、全ての電気が消えて、、、あたり一面停電になった、、、

そこに青い光が、、、本物の巨大なUFOが現れた。

ジヒョとボラに向かって扉が開いた。二人は硬く手を繋いだ。

二人は白い宙に浮いていた、、二人の間に見たことがない物体、宇宙人が浮遊してきた、、

ジヒョの目の前に近づき、大きな目を合わせた、、、そして、指を彼女の頭に近づけた、その先が光り、ジヒョの頭から、球形の光るチップが出てきた、、、それは、ジヒョの目の前を浮遊して宇宙人に飲み込まれ、宇宙人は丸い球になって光って消えた、、、

ジヒョとボラははっきりとそれを見た。

青い光、UFOは一瞬で消え、、ステージにあかりが灯った。

ジヒョとボラの姿はなかった、2人は野原で目覚めた、、。

「ボラも見た?」「見た」、、、2人は笑った、、、

ヒョンテは、消えたパク・ユンソンを捜していた。ヨンギが彼に銃を構えた。そこにジクジンが車で突っ込みヒョンテをひき、ヨンギから銃を奪って彼を何発も撃った。

パトカーと救急車が会場に来て、教会の幹部や奉仕団たちを逮捕し、薬を飲んだ人やケガ人を救済した。

ジヒョとボラが戻ってきた、仲間たちみんなが、無事を喜んだ。


その後、ジヒョは見たものを全て打ち明けたが、誰も信じなかった。でも、一人、シグクだけが信じた。

シグクは元の家に帰った。彼が「ジヒョ、別れよう、今日正式に」と言った。「僕には無理、イカれた女とは」と。二人で笑った。

「ありがとう、言ってくれて」とジヒョ、「よく食べて元気でな」とジグク。

ジヒョは無職になったが、家を出ることにした。ボラは次のターゲットを研究していた、”ビッグフット”。

ジヒョは、一緒にすまない?とボラに家の候補リストを差し出した。中学生の時に、これ見てみる?とUFOの資料を出したように。

マ先生から、宇宙人はもう見ないのか?と聞かれたジヒョは、TVで見た ”チョウザメ”のドキュメンタリーのことを話した。

「科学者がチョウザメを救ってた。人間が捨てた網にかかって死ぬのを救出してる。海に放す前に電子タグを背中につける。チョウザメの動きを把握するため、いわば送信機よ。好きな所へ行ってもいい、自由に生きろ、そう言って海に放すけど、どこまで遠くに行くか知りたいと思ってる」と。


エピローグ:

シグクの目の前に大きな足が、ジヒョのタブレットでみた、緑のヘルメットをかぶった巨大な宇宙人が立っていた、、、

ーー完ーー

感 想 と まとめ

10話、なんだか感動!してしまいました。

ジヒョは、ムン・ヒョンテから、あなたの頭にはチップはなかった、宇宙人もUFOもあなたの想像したもの、と言われ絶望した。しかしもっと恐ろしいことは、ヒョンテのウソのために、偽メシアとして、人々の自殺の誘導するように利用されようとしたこと、、、

しかし、白いドレスを着せられ舞台で縛られたジヒョは、渾身の力で「やめて、それを飲んだら死ぬ」と叫びました。

青い光も、ヒョンテが仕組んだ、ゾローンからの光だとバレ、、、

全てがウソだったのか、、と信者だけでなく、視聴者にも思わせたあとに、、

巨大が本物のUFOが出現し、今度は、ジヒョだけでなくボラもそこで、宇宙人に遭遇しました。

宇宙人が、ジヒョの頭から埋め込んだチップを取り出し、それがジヒョの目の前を浮遊していく、、、その映像に、感動してしまいました。チップは無機質な金属板の平坦なものではなく、光り輝く球形でその中も複雑で美しいものだったから、、、宇宙人は人類より知能が高いのでしょう、そしてやさしい人たちのように思えました。

ジヒョが中学生の時に宇宙人と遭ったのは、ウソではなかった、、(私はそう解釈しました)


これはジヒョの再生の物語だったのかなと思います。

そして、ジヒョとボラの友情物語でもありました。ボラは、ジヒョにUFOの話を聞いた時から、彼女の話を信じてきた。しかし、ジヒョは人には見えないものが見える自分を否定し、ボラとの関係も否定し、忘れていたのでした。

シグクの失踪事件を追う過程で、二人が再び出会い、、ボラはいつも命をかけてヒジュを救おうとしました。ヒジュはやっと中学生の時もボラがいてくれたことに気づいた。

脇役も良かったです。ボラの仲間の3人の男子(?)たちもいい味でした。

ヒョンジョ刑事もいい人で、セヒを”メンドクサイ人”かなと思ってたけど良いアシスタントでした。

お父さんがいつもTVで見てた”チョウザメ”の話が最後に出てきました!

チョウザメの背中に電子タグをつけて海に放すのは、見守っているよ、ということなのか?そうだとすれば、ジヒョの頭に埋め込まれた宇宙人のチップも、見守っているよ、であり、取り出されたのは、もう大丈夫だね、と言うメッセージなのかなと思います。

最後に、シグクが宇宙人を見たのは、彼の失踪は宇宙人の仕業だったと言う意味?粋な最後だったと思います。

恋人の失踪から、宇宙人・UFOを、危険なカルト宗教と絡めて話が展開していき、難しかったですが、最後まで見た感想は清々しいです。

最後までお読みいただありがとうございました。


Drama
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